性選択とモテ
性選択という言葉は聞きなれないかもしれません。
性選択とは生物学の言葉で、モテることと大いに関係があります。
クジャクのオスは鮮やかで大きく立派な羽を持ちますが、メスの羽は意外にショボいことをご存知でしょうか。
オスはきれいな羽を大きく広げることで、メスにアピールしなければなりませんが、メスはアピールされる側なので、メスの羽は美しく進化する必要がなかったということです。
このように、異性にモテるために何かが進化することを性選択(性淘汰)といいます。
動物の体が進化するだけなら人間とは関係なさそうですが、実は、人間が行うスポーツや芸術、音楽活動など、あらゆる文化は性選択の結果によって進化したと考えられています。
ただ食べていきたいだけだったら絵がうまくかけても、楽器が引けても別に意味ないですよね。現代だったら、芸術家や音楽家などは、それができるだけで職業になりますが、数千年前ならそれができても食べ物がなければ食っていけません。
しかしそれでも、洞窟には壁画が残されているし、大昔から楽器の演奏は行われていました。
実を言うと、それは異性(女性)にモテるために行われていたのだと真剣に考えられています。異性にもてるために人間の文化は発達したと言っても言い過ぎではないでしょう。
このような性選択の結果として、現代の我々は存在しているのです。現代人だけでなく、数千年前の先祖も女の子にモテるため、必死に努力していたんですね。
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